メンテナンス用に使用してるパソコンを ThinkPad X61 から ThinkPad X220 に変更する事にしました。
X61 で動作している「MS-DOS 6.20」の HDD を、X220 に取り付けて起動してみました。
何故か途中で「ゼロ割」のエラーが表示されて、起動できません。
調査した結果、エラーは「CONFIG.SYS」の以下で発生していました。
DEVICEHIGH = C:\MSDOS\JKEYB.SYS /106 C:\MSDOS\JKEYBRD.SYS
色々な起動ディスクを試してみたら、「Windows98」の起動ディスクでは正常に起動できる事が判りました。
ものは試しと、「Windows98」のドライバを使用してみたら、無事正常に起動できました。
DEVICEHIGH = C:\WIN98\JKEYB.SYS /106 C:\WIN98\JKEYBRD.SYS
これで、HDD からの起動は無事完了しました。
次に USB メモリからの起動です。
使用したアプリケーションは「Win32 Disk Imager」と「Rufus」です。
ThinkPad T430 の「Windows10」に上記をインストールしました。
次に「MS-DOS 6.20 」の HDD を、USB のケースに取り付けて、T430 に接続しました。
また、4GB の USB メモリを T430 に接続しました。
「Win32 Disk Imager」は、HDD のイメージファイルの作成に使用しました。
デスクトップに作成された「Win32DiskImager」を起動します。
「Device」に、接続した HDD を指定します。
「Image File」に作成したいファイル名を設定します。拡張子は「.img」として下さい。
「Read Only Allocated Partitons」をチェックします。
「Read」のボタンをクリックすると、ファイルの作成が開始されます。
画面では「MsDos600Us.img」となっていますが「MsDos620Jp.img」に置き換えて下さい。

画像1 設定完了の画面

画像2 読込中の画面

画像3 完了の画面
「Rufus」は、イメージファイルを USB メモリに書き込みに使用しました。
ダウンロードした「rufus-3.14p.exe」を起動します。
「デバイス」に、接続した USB メモリを指定します。
「選択」をクリックして、「ブートの種類」に、先ほど作成したイメージファイルを指定します。
必要であれば「不良ブロックを検出」をチェックして下さい。
「スタート」のボタンをクリックすると、USB メモリに書き込みを開始します。

画像1 設定完了の画面

画像2 消去確認の画面

画像3 不良ブロックの書込中の画面

画像4 不良ブロックの読込中の画面

画像5 書込中の画面

画像6 完了の画面
作成した USB メモリを X220 に接続して、電源を投入します。
ThinkPad のロゴ画面が表示されたら「F12」キーを操作します。
ブート可能なリストの一覧が表示されるので、USB メモリを選択します。
無事に USB メモリから起動する事ができました。
X61 は「PCMCIA」のカードスロットがあります。
「PCMCIA」の「SCSIカード」を使用して、「SCCI」の HDD や MO が接続が可能です。
そんな理由で、手放す事は先になりそうです。

「SSD」は簡単に交換できます

「USB メモリ」

「F12」のブート選択画面でカーソルを「USB HDD」に移動します

「MS-DOS」の起動完了

ファイラーの「Filmtn」を起動

エディターの「JED」を起動

拙作のファイラー「CFL」を起動「Child process FiLer」

拙作のビューワ「CFV」を起動「Child process File Viewer」